いや〜、飲食業って大変です…「隣町バー火鉢」オープン初日&2回目の報告

もはや、2回のバー営業が終了したが、いまだこのブログはアップされていないという体たらく。やはり、立ち仕事、客商売は体力消耗が激しく、夜10時に閉店し、片付けをして終電で帰宅すると、その後、文章を書く体力は残っていない。昼間は昼間で、何をやっていたか思い出せないが、何かをやっていた。

ああ、いろいろ書きたいことはあるのだが、頭の中で散乱していて、収拾がつかない。そもそも片付けられない女ゆえ、頭の中の整理整頓もうまく無いわけだが、疲れというものはそれを加速する。ああ休みたい。ああ、眠りたい…。
ZZZZZ

というわけで、数時間眠って、再び書き始めた。

本来は、「なぜバーを始めたか?」という口上から書かねばならないのだけれど、もう2回目の営業も終了してしまったため、先に、バー初日と2回目の報告からはじめる。

バー初日は、初回にもかかわらず、昼間に別の予定を入れていたため、お店に着いたのは開店15分前という、のっけからの体たらく。メニューを書く時間も無く、「あるものはあります」という、「いいかげんバー」なスタートとなってしまった。
すべてメニューは口頭で伝える。「文字(ビジュアル)を使わない」というのは新しいかもしれないが、まあ、今回の場合はただの怠慢です。はい。

10月はプレオープン期間ということで、メニューも毎回変えて、値段もその時によって微妙に変えて様子を見る。初回はチャージはいただかず、お酒をオール600円にしたが、七輪の炭代もかかるということで、2回目は炭チャージとして400円いただき、お酒は一部を500円に下げてみた。あと3回いろいろ模索してみる予定。

お酒はバー火鉢ということで、燗酒を売りにしようと、火鉢クラブではおなじみの愛媛内子町の酒六酒造から「燗酒」を取り寄せた。開店祝いに、京ひなブランドの上撰の生原酒も送っていただく。それら日本酒のほか、ビール小瓶、ハイボール、焼酎、梅酒。2回目の営業では赤ワインも投入。

酒の肴は、初回は炙りものと乾きものが中心。キビナゴ、ホタルイカ、干しダコ。グリンピースのスナックがお通し。初回、きんぴらごぼうを作ろうと思っていたが、メニューさえ書けなかったくらいなので、当然、料理している暇はなく、乾きものと干物の炙りのみのスタートとなってしまった。
2回目の営業日は、少し早めに準備を始め、ポテトサラダとごぼうのバルサミコきんぴらを作ったが、出来上がりは開店時間を大きく過ぎて、お客様を待たせてしまった。

バー火鉢とは銘打っているものの、七輪カフェや火鉢カフェのイベントの時のように各席にミニ七輪を置いているわけではない。まだ、気温が高いというのもあるが、なるべく普通のバーとして、話しやすい雰囲気を作るため、炙りはご希望の方のみ。これから寒くなって炭火が恋しくなって来たら、その時はまた考えることにする。

というわけで、初日は7名のお客様。喫茶の方の常連さんが中心。
2回目も7名。この日は私の友人知人と喫茶の常連さん。FACEBOOKの告知効果もあった。

初日はある常連さんの誕生日会も兼ねて、ハッピーバースデーをみんなで歌ったり、スペシャルトッピングのかき氷をケーキ代わりにプレゼントしたりと、一生懸命、準備不足をごまかす、いや、補う演出。薔薇の花束を持って来てくれたお客さんもいて、盛り上がったけれど、お客さん頼みは否めない。知っている顔ばかりだから、メニューのことにしろ、料理の出来にしろ、ちょっと甘えてしまっているのが現実。

それに、隣町珈琲の店長にも甘えてしまった。本当は1人で営業するつもりだったけれど、やってみるとかなり難しい。店長に手伝ってもらって、やっと回せた。ずっと手伝ってもらうわけにも行かないし、手伝ってもらうなら時給も出さねばならぬ。どうするべ…。

それに喫茶と違って、バーはママも話に加わってなんぼ。カウンターメインの店なら水仕事もしながら話せるが、テーブル席がメインだと、席の方に腰掛けて話し込んでしまう場面も多く、洗い物がたまる、オーダーを受けると、話の途中で席を立つ…などなど、どう解決したらいいか分からない課題が一杯だ。

かつて、ニュース番組のディレクターをしていた頃、業種別の平均月収というデータを紹介したことがある。月収ということであるから、年収ベースにするとまた変わってくるのかもしれないが、確か「飲食業」の月収は様々な業種の中の最底辺であった。一番上にあったのは電気・ガスなどの生活インフラ業種である。営業努力なんかしなくても大きく利用が減ることの無い超安定業種。その平均月収には3倍以上の差があったと記憶する。
なのに、飲食業の大変なこと!お客さんの反応もダイレクトに感じる。こんなに難しい仕事なのに、安定収入を得られない。だから、自営業者は減る一方なのだとつくづく感じた。一杯500円のお酒や数百円のおつまみの利益をひとつひとつ積み上げて、月に数十万円の利益を出すことがいかに大変か。さらに、ガスも電気もなかったらこのバーの経営もできないという現実が口惜しさを倍増させる。いっそ照明もキャンドルのみ、調理も炭火のみにするか…という極論さえ口に出しそうになるが、やはりそれはまだ現実的ではない。

いや〜、飲食業は大変だ。
とはいえ、かなり稼いでいる飲食店が存在するのも事実。材料の品質をめちゃめちゃ下げるのは不本意。そんな中でどう生き残るかはこれからの課題。

初回のアップはざっくり目になったが、次回からはもう少し具体的にしたい…って、バーのママの日記なのに、この堅い口調はどうにかならぬものかと反省。文体も要検討。ブログも店も、要検討だらけのスタートとあいなりました。

とにもかくにも、ご来店下さったみなさまありがとうございました!
今後ともバー火鉢をよろしくお願いします。

次回こそはバーを始めた理由を!

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